お子さま向けピアノ体験レッスンを成功させるために
こんにちは、アミーズ音楽教室 主宰の安藤歩です。
先日大人の方向けのピアノ体験レッスンを成功させるために、というテーマでブログ記事を書きました。
今日は『お子さま向けピアノ体験レッスンを成功させるために』というテーマで書こうと思います。

体験レッスンからご入会へ
自慢ではありませんが(いえ、自慢ですが・・笑)
わたしのピアノ教室では体験に来てくださった方は、ほぼ入会を決めてくださいます。
教室には何人かの先生が在籍しており、それぞれ生徒さんを担当していただいています。
でも・・・ちょっと前の話になりますが。
体験レッスン→ご入会とならない先生がいらっしゃいました。
熱心なよい先生です。
う~ん、なんででしょう?
その先生から話を聞いてみると、ムムッ!それでは体験から入会に結びつかないかも!と思ってしまいました。
だって、
その先生は熱心なあまり、ピアノを弾く前にリズム練習やら、音符の読み方やら、姿勢や手の形やらをしっかり指導して、ピアノを弾くのは5分くらい、というのです。
なんともったいない!と、わたしは思いました。
そして、その先生にこんなことをお話しました。
その親御さんとお子さん、ピアノを弾いてみたくて来ています。
初めて触るグランドピアノ、きっと期待でドキドキだったんじゃないでしょうか~。
せっかくだからグランドピアノをたくさん弾かせてあげてくださいね。
いつもと違うピアノの鍵盤と音色を、存分に楽しんでいただきましょう。
グランドピアノを弾いているお子さまの姿に親御さんもワクワクしてくださるはずですよ。
と。

ワクワクを感じていただく
ピアノは長い時間をかけて少しずつ上達するものであり、その時間が大切な学びの時間になることをピアノの先生である私たちは知っています。
でも体験レッスンにいらして下さった方々は知りません。
まだそれを知らない方々には、まずは知るためのスタートラインに立ち、「私でもできる!」と感じていただくことが大切です。
そしてお子さまのレッスンの場合は、親御さんにもそのワクワクを感じていただかないといけないのです。
難しく考えないでくださいね。
お子さまには
「こんなにできた!ピアノ楽しい」
親御さんには
「うちの子、こんなにできた!ピアノを弾けるようになったうちの子楽しそう」
そして
「このまま通い続けたらすごーく上手になって、音楽が一生の友達になる!」と、感じていただけたらよいのです。
体験レッスンでお子さまには存分にピアノを弾いていただきましょう。
知ってる曲が弾けたらなお良し!
花マルあげてくださいね。
大好きなメロディを自分で奏でる楽しさを知ってもらいましょう。
そして「あの曲も、この曲も!弾ける!!」とワクワクしていただきましょう。
できたことをお伝えする
親御さんには、体験レッスンで〇〇ちゃんができたことを必ずお伝えしてくださいね。
- きちんと「お願いします」「ありがとうございました」のご挨拶ができました。
- ピアノの鍵盤のドレミの場所がわかりました。
- 『チューリップ』のメロディが弾けて花マルもらいました。(難しい部分は先生が弾いてOK)
- ブタさんの曲、コアラさんの曲も上手に弾けて花マルでした。(ドレミだけの曲)
- 四分音符と八分音符のリズム打ちが上手にできました。
などなど。
できるだけ具体的にお知らせしてください。
未来の姿をお見せする
そして最後に未来の姿を見せてあげましょう。
今日はこんなにたくさんのことができましたね。
次はドレミファソラまでやると、かえるの歌、チューリップ全部が弾けてしまいます。
慣れてきたら両手もやりますよ。
こんな楽譜を使って、こんな曲が弾けるようになるんですよ。
(綺麗なイラストがあるテキストをお見せします)
するとご入会いただく確率があがっていくというわけです。
入会率があがっていくと経営が安定していき、音楽を楽しむ人が増え、音楽を教える人が増え、音楽があふれる世の中になっていきます。
ちなみに「体験レッスン→ご入会とすすまなかった先生」は、このようなことを心掛けて対応していった結果、入会率ほぼ100%の先生になりました。
お子さんと親御さん、そして先生自身もワクワクする体験レッスンにしていきましょうね。
安藤 歩
あんどう あゆみ
アミーズ音楽教室 主宰
この記事を書いた人
音楽教室経営26年。ピアノ指導実績のべ5000人。『女性起業家のためのボイスレッスン』、シニアのための『いい声トレで歌いましょう』を考案し、都内や千葉でセミナーやイベントに登壇。メディア取材を受ける。

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