バッハのインヴェンションの弾き方

こんにちは!アミーズ音楽教室講師の細川千賀子です。

細川先生

バッハのインヴェンションでお悩み

ピアノ学習者の多くが通る道

それは

J.S.バッハの「インヴェンション」

現在、大人の生徒さんが上記の曲を練習していますが、

(原典版楽譜だと)スラーも何も書いてないけど、これ、どう弾くんでしょう?ブルグミュラーの時と全然違う・・


と、混乱している様子。

指導される先生によっては、

このバロック時代(17世紀〜18世紀前半)にはピアノではなく、チェンバロ(ハープシコードとも呼ぶ鍵盤楽器)で弾いていたから、音符を一つ一つ短く切りなさい

だったり、

オルガンを弾くように滑らかに

だったり。

どれが本当なの!?と、困惑された生徒さんも少なくないかも知れません。

息継ぎしているみたいに

そこで・・


こうなんじゃないかな、と私が思ったフレーズを書き込んでみました。

チェンバロだけでなく、この時代はヴァイオリン🎻などの弦楽器も、弦の素材の事情で音が長くは伸び辛い傾向があった、との解釈から、メロディーを短めのフレーズで分け、ピアノの左手のパートに多い、広い音程で「跳ぶ」音は全部、短く切るよう指示したところ、

これは・・何回も息継ぎしてるみたいな感じで良いんですか?

と、生徒さん。

・・じつは、そういうことなんですよ!


これは、同じくバッハの宗教的な合唱曲ですが、休符無しで長いフレーズを歌う箇所がたくさんあります。

・・かと言って、本当にそのまま歌うと死にそうになるので(笑)、タイで伸ばした後の音符や、言葉(歌詞)の切れ目などで息継ぎ(ブレス)をして、何とか「乗り切って」いるわけなんですが、
なぜか、「直接、息を吸うわけではない」弦楽器や鍵盤楽器で弾く曲でも、この「ブレス」を頻繁に入れることで「バロック音楽らしく」なってくるように思います。

水泳で息継ぎする時みたいに、手の力も抜かないと、うまくブレスできないんですね?
それにしても、右と左で『かえるの歌』輪唱みたいにずれているから、ブレスのタイミングも違うし・・うーん、難しいですねぇ💦

と、悪戦苦闘している様子。

大丈夫ですよ。

こういうことは、まず「体感できるまで」ゆっくり練習、が大事です。

焦らずいきましょう♪

噛めば噛むほど(弾けば弾くほど)味が出るバッハの魅力を一緒に味わっていきましょうね。

細川 千賀子

ほそかわ   ちかこ

アミーズ音楽教室 ピアノ・ボーカル講師

この記事を書いた人

千葉県立津田沼高等学校音楽コースを経て、桐朋学園大学音楽学部声楽専攻卒業、同大学研究科声楽専攻修了。
現在「オペラ・アリアから演歌まで」をキャッチフレーズに、近隣の音楽教室や合唱団で指導・指揮を務める傍ら、0歳児から聴けるファミリー向けのコンサートや、老人福祉施設での訪問演奏など、地域のニーズに合わせたステージ活動も行っている。
「音楽の森」ヴォーカリスト、江東区音楽家協会員。

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