レッスン後の秘密の楽しみとは?
こんにちは!アミーズ音楽教室講師の細川千賀子です。
レッスンの終わりに
アミーズのベイタウン教室にて、最終の生徒さんをお見送りしたあと。
私の片付け作業の一つに、
「ピアノの白鍵を濡れ布巾で磨くこと」があります。
教室に置かれている、二台のグランドピアノの内の一つ、「Wartburg(ヴァルトブルク)」の白鍵は、象牙のため黄ばみやすいのでピアノを傷めない程度に濡らしたガーゼで(注:通常、ピアノは乾いたクロスで拭くのが基本です。「ヴァルトブルク」以外は水拭きなんかしちゃいけません!)汚れを落とすことになっているのですが・・。
実は私、この作業がとても大好きなんです🎵
黄ばみは広範囲なので、時間もかかって確かに大変ですが、丁寧に磨いた分だけガーゼが少し黒ずんで、鍵盤がピカピカになっていく(ように見えているだけかも知れませんが・・?)のを見ると、
「この作業を終えた所で、本日のレッスン業務完了!」
・・と言いたくなるような達成感を覚えます。
そして、
「今日は少し、汚れがひどいな。日中暑かったから、私がボーカルの伴奏をする時、指先に汗をかいてたのかも」とか、
「〇〇ちゃん、ピアノ教材のレベルが上がって、鍵盤に触れる音域も広くなったのよね。」
などと、白鍵の黄ばみ具合から、私がその日一日のレッスンを振り返る時間でもあったりします。
ピアノに感謝しながら
このヴァルトブルク、鍵盤のタッチは軽やかで、なかなか繊細な音がします。
ピアノレッスン歴の長い生徒さん方も、この楽器を気に入って下さり、
「こんな良いピアノ、ウチでも弾けたらなぁ・・。」なんておっしゃっています。
でもまさか私が業務終了後に、演奏する以外にこんな「楽しみ方(などと書くと、まるで変人のようですが」をしているとは、皆さんご存じないかも・・!
私たちの音楽の喜びを支えてくれているピアノ。
優しく弾けば優しい音
悲しい気持ちだと悲しい音
怒っている時は怒っている音
顔には出さなくてもピアノにはバレてます。
でも最後には私たちの心に優しく寄り添ってくれるピアノに感謝しながら1つ1つの鍵盤を拭いていると、何だか私の気持ちも落ち着いてくるから不思議なものですね。
細川 千賀子
アミーズ音楽教室 ピアノ・ボーカル講師
この記事を書いた人
千葉県立津田沼高等学校音楽コースを経て、桐朋学園大学音楽学部声楽専攻卒業、同大学研究科声楽専攻修了。
現在「オペラ・アリアから演歌まで」をキャッチフレーズに、近隣の音楽教室や合唱団で指導・指揮を務める傍ら、0歳児から聴けるファミリー向けのコンサートや、老人福祉施設での訪問演奏など、地域のニーズに合わせたステージ活動も行っている。
「音楽の森」ヴォーカリスト、江東区音楽家協会員。
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