発表会のヴァイオリン伴奏でドキドキを味わってきました
こんにちは!アミーズ音楽教室講師の細川千賀子です。
先月のベイタウン教室発表会から早くもひと月が経ちますね。
発表会に出演された皆さま、大変お疲れさまでした!
この日を迎えるまでに、曲選びや練習など、時間をかけて色々と準備をしていたことと思います。
ヴァイオリンのピアノ伴奏
さて、今回は私も、講師演奏されるヴァイオリンの澤井里佳先生のピアノ伴奏として、出演者の皆さんと同じ「ドキドキ」を味わってきました。
今回澤井先生が選曲されたのはブラームス作曲の「ハンガリー舞曲第5番」
とても有名な曲ですが、ジプシー音楽に由来した、元々は管弦楽(オーケストラ)曲です。
私が担当する伴奏譜の部分は、管弦楽で言えば、ヴィオラやチェロ、コントラバス等の、低い音の弦楽器にあたります。
ピアノで和音を弾く際に音を硬くし過ぎず、どれだけ弦楽器に近い音にできるか、そして何より、テンポの移り変わりが激しいヴァイオリンのパートに、ずれないようにピッタリ着いていくことが課題でした。
事前の伴奏合わせで
事前の伴奏合わせの際、
「楽譜にテンポ表記が書かれていないところでも、楽器の都合上、遅くなっちゃう箇所があるんですよね。」
と、澤井先生。

なるほど、同時に3つ以上の音を弾いている(下の楽譜二段目の、ヴァイオリンパート参照)のだから、確かに遅くなりますね。
私が飛び出さないよう、赤線でチェック入れておきましょう。↓

・・なんて具合に伴奏合わせが進みました。
伴奏者にとっては、ソリストが指揮者みたいなもの。
私は自分のピアノの音と、ヴァイオリンのメロディーを「それぞれ片方の耳で聴き分けるつもり」になって確認していました。
また、テンポが急に変わる際には澤井先生の『スッ!』という息継ぎの音がサインになり、とても分かりやすかったです。
「ヴァイオリンだけど、自分でも歌ってるつもりで弾いてるので、結構息継ぎするんですよ。」
と仰ってました。
ホールでの打合せ
ホールでの直前打ち合わせでも、
「思いの外、ピアノの音が大き過ぎる!蓋を閉めて音を抑えなきゃ!」
などと、いろいろとまわりの先生方も巻き込んでバタバタしたこともありましたが、
『本番始まったら、楽しくやりましょうね♪』
を合言葉に・・何とかやり切りました!
本番では
演奏はこちらからお聴きいただけます。
真っ赤なドレスで情熱的な演奏をしてくださった澤井先生、ありがとうございました!

澤井先生は、ミッドスクエア教室の土曜日とクロスレジデンス教室の水曜日にヴァイオリンレッスンを担当されています。
講師演奏は振り返りの場
普段レッスンでは生徒さんに、『ここの音はピアノだけど〇〇の楽器のつもりでね』なんて、偉そうに指示している私。
本番ではちゃんとできていたかしら!?
(「先生だって、大したことないじゃん!」と思われるのが一番コワい💦)
「講師演奏」とは、そんな自分を正しく振り返る場でもあったりします。
細川 千賀子
ほそかわ ちかこ
アミーズ音楽教室 ピアノ・ボーカル講師
この記事を書いた人
千葉県立津田沼高等学校音楽コースを経て、桐朋学園大学音楽学部声楽専攻卒業、同大学研究科声楽専攻修了。
現在「オペラ・アリアから演歌まで」をキャッチフレーズに、近隣の音楽教室や合唱団で指導・指揮を務める傍ら、0歳児から聴けるファミリー向けのコンサートや、老人福祉施設での訪問演奏など、地域のニーズに合わせたステージ活動も行っている。
「音楽の森」ヴォーカリスト、江東区音楽家協会員。

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