生徒さんの理解する近道のためなら先生は手段を選びません
こんにちは!アミーズ音楽教室講師の細川千賀子です。
楽譜を見なくても弾ける生徒さん
小学4年生の春からピアノを始めたAちゃんは、耳から聞いたメロディーを、何となくピアノを触っている内に音を当てて弾くことができますが、楽譜を読むのには慣れていません。
だからこそ、楽譜を見なくても、メロディーを弾けてしまうのだと思いますし、それはそれで素晴らしい特技です。
でも、彼女が弾きたい曲のチョイスは、J ポップだったり、カーペンターズ(!)のように少し大人な曲だったり、難易度が高かったり。
楽譜を読む練習
そこで
いつかは、ちゃんと楽譜も読めたほうが、お家での練習効率も、弾ける曲のレベルも上がりますよね!
という、Aちゃんの目標に基づき、入会当初から、「リズムとソルフェージュ」のテキストもレッスンに取り入れています。
リズム練習で
今日は、リズムの課題で苦労していたAちゃん。
左右で別のリズムを叩く課題になると、
「あれ?どっちが右のパートでしたっけ!?」
と、少々パニックに。
譜面を初見するのも苦手なのに、音の高低が付かないリズム譜だと、余計にわけが分からなくなるようです・・。
楽譜を回転してみると
さて、どうしようかなぁ・・と考えながら、私は彼女のテキストを90°反転させてみました。
「あ!これなら分かる!この『41番』は、見たまま右側の音符が、右のパートなんですよね?」
途端に、Aちゃんも『ひらめいた』様子。
あれだけ苦手だった問題をリズム良く叩き終えました!
「もう大丈夫そうだから、今の問題、楽譜の向きを直してやってみようか?」
と試して見ると・・
できました!
どうやら、「右の鍵盤→高い音」「左の鍵盤→低い音」なのは理解できても、譜面ではそれを「上下」に書き表すので、混乱していただけだったようです。
・・なんだ、そういうことだったのか!
生徒さんのわかった!に近づくために
次回は5線譜のソルフェージュ課題譜面を、90°反転させようか・・と、半ば真剣に考えている私です(笑)
ちょっと邪道かも知れないけど、「理解する近道」のためなら手段を選びません(笑)
細川 千賀子
アミーズ音楽教室 ピアノ・ボーカル講師
この記事を書いた人
千葉県立津田沼高等学校音楽コースを経て、桐朋学園大学音楽学部声楽専攻卒業、同大学研究科声楽専攻修了。
現在「オペラ・アリアから演歌まで」をキャッチフレーズに、近隣の音楽教室や合唱団で指導・指揮を務める傍ら、0歳児から聴けるファミリー向けのコンサートや、老人福祉施設での訪問演奏など、地域のニーズに合わせたステージ活動も行っている。
「音楽の森」ヴォーカリスト、江東区音楽家協会員。
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