ボヘミアン・ラプソディのヒットに見る共感性と分かりやすさ
こんにちは、千葉市海浜幕張のピアノ・ボーカル アミーズ音楽教室 主宰の安藤歩です。
今回から教室の生徒さんであり教室スタッフでもある北出さんに、生徒さんの立場からピアノレッスンやピアノ教室について記事に書いていただきます。
ピアノ初心者さんである北出さんの視点で、ピアノを習うきっかけや日々のレッスンで感じたことをお伝えしていただきます。
今日は初回の投稿です。
話題のボヘミアン・ラプソディを観て感じた共感性
初めまして。ピアノ初心者の北出紳一郎と申します。
70年代をRockで過ごした多くの方々と同様に、カセットテープやLPを聴きながら、耳コピしたりTab譜を見ながらアコースティックギターやエレキギターを弾いていた世代です。
そんな僕は昨年の8月からピアノを始めて11月の発表会に出ました。
今後ピアノを始めたきっかけや、ピアノレッスンで感じたことをお伝えしてまいりたいと思います。
早速ですが、映画ボヘミアン・ラプソディが話題ですね。
フレディの生い立ちや生き様、メンバーとの葛藤、友情、ライブエイドの演奏シーンなどなど、感じるところは皆それぞれで、リピーターが続出しているようですね。
僕は70年代をROCKで過ごしてきた世代なので、リアルタイムでQueenを聴いていました。
ですので、いちばん響いたのはやはり演奏シーンです。
ボヘミアン・ラプソディでロジャーが「ガリレオ…フィガロ~」を繰り返すシーンや、オーバーダビングのやりとり、ウイー・ウイル・ロック・ユーできるきっかけを作ったブライアンのドン・ドン・パッのシーンが好きです。
どれも耳なじみの曲ばかりで、映画のストーリーを追う一方で、当時よく聴いたアルバムの曲を思い出しました。
おそらくアラフィフの皆さんも同じように懐かしさを感じていたのではないでしょうか。
世代を超えてそれぞれの立場で共感する。
それがこの映画ボヘミアン・ラプソディがヒットした理由だと思います。
Queenの曲はなぜ心地よくてわかりやすいのか
改めてクイーンの曲を聴いてみると、その心地よさやわかりやすさを感じます。
どうしてQueenの曲は心地よくてわかりやすいのでしょうか。
それは、メロディラインとコードにあります。
メロディラインは、だれもが口ずさみたくなるようなシンプルなものです。
会場で観客全員が歌いだすウイー・アー・ザ・チャンピオンなどは典型です。
そしてその分かりやすいメロディラインを支えているのがコード進行なんです。
例えばウイー・ウイル・ロック・ユーだったら、
G D Em C Em
ウイー ウイル ウイー ウイル ロックユー
です。
メロディが自然と頭に浮かんできますよね。(笑)
コード進行がシンプルなんです。
ボヘミアン・ラプソディは途中で転調が入ったり、m6やaugやsus4などちょっとオカズが入ってきますが、B♭ Gm Cm F E♭ …と基本はシンプルです。
プログレッシブ・ロックなど難解な曲が主流を占めていた時代に、シンプルで口ずさみやすいメロディラインとコード進行が、クイーンの曲が長年親しまれてきた理由ではないかと考えます。
クイーンを最初に熱狂的に受け入れたのが日本ということも、もちろんビジュアルやプロモーションの要因もありますが、親しみやすい曲に表れていると思います。
ギターからピアノにチャレンジしてみましょう
もしかしたらボヘミアン・ラプソディをご覧になって、いそいそとギターを取り出した方も多いのではないでしょうか。
ギターを奏でるのはいいですよね。
でももし映画に触発されたのなら、この際ピアノにチャレンジしてみるのもありだと思います。
ボヘミアン・ラプソディで最初のコーラスが終わる…to meのあと、フレディのmama~のソロに入る前の間奏から続くところで、右手と左手をクロスする演奏シーンがありますよね。
理屈抜きにカッコいい!
そんなちょっとした気持の動きが、ピアノに触れるきっかけになるんです。
僕がピアノを始めたのもほんの小さなことからなんです。
いまは楽譜も簡単に安く手に入ります。
感じたら行動してみてくださいね。
次回は、僕がピアノを始めようと思ったきっかけについてお伝えします。
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過去にピアノを習ったご経験をお持ちの場合は、あこがれのあの曲が弾けるようになりますよ。
弾き語りでカッコよく決めるのもステキ。
保育士さん・幼稚園の先生や保育士志望の方は、ピアノと歌の両方ができたら、子どもたちに人気の先生になれますよね。
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