ボカロの高音域に挑戦してみました

こんにちは!アミーズ音楽教室講師の細川千賀子です。

細川先生

人気のボカロ曲

ボーカルの生徒さんからは「レッスンで歌いたい曲」をしばしばリクエストされますが、その中でも「ボカロ(ボーカロイド)曲」の人気はなかなか根強いですね。

大体の曲は市販の楽譜や、インターネットでのダウンロードが可能ですが、「音源(動画サイト)はあるけど、楽譜がない」曲もあり、場合によっては「ごめんなさい!」と、お断りすることもあります・・!

・・とはいえ、「この曲は私も聴き慣れているのよね」とか、「これは面白いからぜひ、レッスンでも使ってみたいなぁ」と思うこともありまして、ちょっと書き取りしてみました!

「高音域テスト」は今や、小学生の生徒さんもご存じの様子。

「人の声でどこまで高音がだせるか、ボカロに挑戦!」という動画も出回っているようです。

ならば、と、私のクラスの、高音域が比較的得意な生徒さん方に、「あくまで、生身の人間が無理なく出せる範囲までね。喉に力を入れないこと!」と注意した上で配布してみました。

・・あら、まあ!
(さすがに曲の最後の、機械でしか出せない超音波みたいな音域は無理だとしても)皆さん、五線を遥かに超えた音域を難なく出していました!

・・他の曲では喉が硬くなって、苦しそうにしていたのに、なぜ!?😅

ゲーム感覚で歌ってみた方が、意外に無駄な力が抜けて、良い発声法に近づくケースもあるのかしら?

(1人の生徒さんが、「これ、全部の音域歌えた人って居るんですか?」と聞いてきましたが・・ネット動画に歌えた例がありました!・・でも、歌っていたのは男性で、まず女性には出せない裏声を使用していました・・悔しい!)

クラシックの名曲も

なぜか私の方が面白くなってきてしまって、今度は↓こちらを(歌詞のみ、本来の楽譜に書き込みして)作成してみました。

声楽を習っていたり、オペラに詳しい方はご存じの、モーツァルトの歌劇「魔笛」から、超絶技巧を究める『夜の女王のアリア』・・の歌詞を日本語で替え歌したものが、ネット動画に出回っている、『たこ焼き屋のおばちゃん』です。

・・本来のドイツ語による歌詞「Herzen」に、関西弁の語尾「〜へんねん!」等を充てて、曲の雰囲気はオリジナルに近いですが、歌詞は「タコ焼きがちっとも売れない状況をボヤき、クシャミしながら、あちこちに『いりまへんか?』と、呼びかける」内容で・・何というか・・モーツァルトさんと、オペラ愛好家の皆さん、ごめんなさい!💦

確かに、曲への最初のアプローチがおちゃらけてしまってはいますが、でも、ひょっとしたら、これをきっかけに「原曲も歌ってみたいです!」と、興味を持つ人も出て来るのではないか?とも思っているのです。

お堅い、敷居が高いと思っているクラシックを食わず嫌いせず、一度食べやすく噛み砕いて味わってもらった後は、オリジナルも味わっていただきたい・・と願う限りですが。

ちょっとやり方が遠回り過ぎるかしら・・?

細川 千賀子

ほそかわ   ちかこ

アミーズ音楽教室 ピアノ・ボーカル講師

この記事を書いた人

千葉県立津田沼高等学校音楽コースを経て、桐朋学園大学音楽学部声楽専攻卒業、同大学研究科声楽専攻修了。
現在「オペラ・アリアから演歌まで」をキャッチフレーズに、近隣の音楽教室や合唱団で指導・指揮を務める傍ら、0歳児から聴けるファミリー向けのコンサートや、老人福祉施設での訪問演奏など、地域のニーズに合わせたステージ活動も行っている。
「音楽の森」ヴォーカリスト、江東区音楽家協会員。

Profile Picture

細川先生の朝活ピアノ・ボーカルレッスンが幕張ベイパークのミッドスクエア教室で開講!

4月18日(金)午前に体験会を開催します。

詳しくはこちらをご覧ください。

ボーカルレッスンの詳細はこちらです

大好きな曲を思いのままに歌えたら、どんなに楽しいでしょう。

歌を歌うと表情が明るくなり気持ちも上がります。

明るい表情と聴き取りやすい声は、あなたのイメージをアップします。

お仕事でお話しすることが多い方は、声がよくなると自信を持ってお話しができるようになります。

ボーカルレッスンのメニューや料金は、こちらをご覧ください。