2つのトルコ行進曲に興味しんしん

こんにちは!アミーズ音楽教室講師の細川千賀子です。

細川先生と生徒さん

モーツァルトとベートーヴェン

ピアノの生徒さんのKちゃんと次週から何の曲を練習しようか相談していたときのことです。

彼女が突然「モーツァルトのトルコ行進曲(ピアノソナタ11番・3楽章)を弾きたい!」と言いました。

さすがにちょっと考えて、

「・・いやいや、途中でオクターブ弾くところも出てくるし、指が届かないとコレは辛いでしょ・・。
同じ題名でもう少し簡単な、ベートーヴェン作曲のトルコ行進曲もあるんだけど・・」

と、私が紹介すると、Kちゃんはそれで承諾。

早速その曲で、次週から練習に取りかかることになりました。

2曲の違いは

・・ところでさぁ、同じ題名の曲なのに、何で、この二曲は雰囲気が違うの?」

いい質問ですねー。
Kちゃんは学校の図工の授業で、みんなと同じものを見てスケッチをしたことはあるかな?

ある!

同じものを描いたつもりでも、描いた人によって違う絵になるよね。
音楽も同じで、モーツァルトもベートーヴェンも、その時代にヨーロッパで流行っていた、トルコの軍楽隊の音楽を聴いて曲を思いついたんだけど、お互い、曲の中で似ているところとそうじゃないところがあるんだよ。

PhotoAC

そうなんだぁ・・でも、なんでトルコの音楽なんだろ?

・・その話を始めちゃうと、(私自身が盛り上がって長くなりそうなので)レッスン時間過ぎちゃうから、また今度。

えー!」

・・なんてやり取りもありましたが、それからのKちゃんは毎週、少しずつだけど弾ける範囲を伸ばしてくれています。

曲の構成に興味をもつ

軍楽隊の行列が遠くから近づいて来て、また通り過ぎて行く様子をp・・f・・ppなどの強弱で表現することに、Kちゃんはとても興味を持った様子です。

今日も、曲の最後のppp(ピアニッシシモ)をどれだけ小さく弾けるかに悪戦苦闘していました。

曲の構成に興味を持ってくれるのは、とても良いことですね。

では・・まずは止まらずに弾けるように練習して下さい(笑)

細川 千賀子

ほそかわ   ちかこ

アミーズ音楽教室 ピアノ・ボーカル講師

この記事を書いた人

千葉県立津田沼高等学校音楽コースを経て、桐朋学園大学音楽学部声楽専攻卒業、同大学研究科声楽専攻修了。
現在「オペラ・アリアから演歌まで」をキャッチフレーズに、近隣の音楽教室や合唱団で指導・指揮を務める傍ら、0歳児から聴けるファミリー向けのコンサートや、老人福祉施設での訪問演奏など、地域のニーズに合わせたステージ活動も行っている。
「音楽の森」ヴォーカリスト、江東区音楽家協会員。

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