より良い演奏を目指してレッスンで行っていること

こんにちは。
アミーズ音楽教室、ピアノ講師の小野里優香です!

幕張ベイパーク クロスレジデンス教室発表会2024 生徒さんと小野里先生

練習のその先にあるもの

クロスレジデンス教室の発表会が終わって1ヶ月が経ちましたが、生徒さんたちは次の発表の場の『おたのしみ会』の曲選びで盛り上がっています。

人前で演奏するとなると、1曲を数ヶ月かけて練習しますよね。

"音を楽譜通りに並べて弾けるようになる"ことももちろん大切ですが、せっかくの大舞台ですから弾けるようになった"その先"を目指したいものです。

今日は"その先"ってどんなことだろう?という話をしていきたいと思います♩

色の役割

この楽譜、レッスンでHくんに写真を撮らせてもらったものです。

カラフルです🌈

色のない楽譜よりもテンションが上がりませんか?

でも、ただ色があった方が可愛いから なんて理由でカラフルにしている訳ではありません(笑)

それぞれの色の役割を見てみましょう💡

はじめの右手の部分に黄色の線が引いてあります。

これはわかりやすいですね ″メロディー"です。

曲の中でも主役という立場にありますね。

2段目の最後の小節にも黄色い線が引いてありますね。

これもメロディーです。

右手から左手に変わっています!

メロディーは右手だけではないんです!

ここも気がつくと面白いポイントです👉🏻

はっきりとした音で弾いてほしいところや休符を感じてほしいところなどは赤い丸でかこってあります。

急いで弾いてしまうところは「もう少し落ち着いて弾いてね〜」という意味を込めて緑の線が引いてあります。

自分で弾いているだけでは、どこで急いでしまっているのかまではなかなか気づけませんよね。

色があることによって「あ!ここはよく急いで弾いてしまうんだ」と目で見て練習でも気をつけて弾くことができます

曲の構成と物語

さて、次にいきましょう。

A B A のアルファベットが書いてあることに気がつきましたか?

この曲の構成です。

Bの部分は、最初にお話したようにメロディーが左手に変わっているところです。

この曲の面白い要素のひとつです!

この曲の中で唯一" f (フォルテ大きく)" なので、いちばん盛り上がりたい展開部 とも言えるでしょうか。

物語…たとえば『シンデレラ』だとガラスの靴を落とす場面でしょうか?なんて想像も膨らみます。

そしてAに戻ってきます。

だからなのか安心感がありますね😌

こうして曲は終わっていきます。

曲の中にも物語があります。

それを音で表現するのが私たちですね!

おたのしみ会に向けて

こうやって楽譜の中にも色々なキャラクターがいるのが見えてきましたか?

それを生徒さんと一緒に考えて面白い物語をつくっていくのが私たち講師の役目かな とも思っています。

次の発表は秋の『おたのしみ会』!

みなさんの素敵な演奏が聴けることを楽しみにしています!✨

小野里 優香

おのざと  ゆうか

アミーズ音楽教室 ピアノ講師

この記事を書いた人

千葉県出身。4歳からピアノを始める。市原中央高等学校音楽科卒業。武蔵野音楽大学音楽学部演奏学科卒業。
第25回ちば音楽コンクール E部門 入選。第36回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール 大学生の部 第4位(1位なし)受賞。
第24回PIARAピアノコンクール 関東地区大会 最優秀賞受賞、同コンクール ファイナル アポロ奨励賞受賞。
第20・22回ショパン国際ピアノコンクールin ASIA 大学生部門 アジア大会奨励賞受賞。
JPTA 動画オーディション D部門 最優秀賞受賞、同コンクール成績優秀者による演奏会に出演。
第17回セシリア国際音楽コンクール ピアノ部門 一般の部S 奨励賞受賞。
平成29年度 福井直秋記念奨学金奨学生。令和元年度 学内選抜学生コンサートに出演。
令和元年ウィーン国立音楽大学マスタークラス修了、ディプロマ取得。

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