鼻の手術を受けたらボーカルレッスンに生かせたお話し

こんにちは!アミーズ音楽教室講師の細川千賀子です。

細川先生

鼻の手術を受けて

私ごとになりますが、今回、お休みをいただいて副鼻腔手術を受けてきました。

私はもともと一年通してアレルギー性鼻炎に悩まされていて、鼻詰まりや喉の荒れなどでレッスンにも支障が出るようになってしまったため、副鼻腔内の拡張と、アレルギーに反応する神経の切除、の2つを施術してもらいました。

手術そのものは日帰り(しかも短時間)で済む簡単なものでしたが、面倒なのは術後で、2週間以上も安静を命じられたうえ、鼻洗浄の処置のため何度も通院しなければなりませんでした。

その鼻洗浄の処置が・・

鼻の奥に色々な物を入れられるため、痛みで思わず目をつぶってしまうのですが、そこで

あ、ギュッと目をつぶったり、眉間に皺寄せちゃうと、鼻の中に器具が入らないから、目はがんばって開けていて!

と、お医者さんに注意されました。

そのとき、・・おや?と思ったことがありまして。

声を出しやすくするには

私は日ごろのボーカルレッスンの際、

声が響きにくくなるから、眉間にしわを寄せないで、目をパッチリ開いて歌ってね。

と、生徒さんに注意していたのですが、先ほどのお医者さんの注意を聞いたときに、

鼻腔の奥に入るもの(医療器具)が入らないのなら、出るもの(声)だって出ない、ということなのでは?

と、思い当たったのです。

これは早速、次のレッスンで説明しなければ!

・・と、いうわけで3週間後、再開したレッスンで私が上記のことを説明し、

・・ね?発声しやすくなったでしょ?

などと「ドヤ顔」になったのは言うまでもありません(笑)

力を抜いて

余談ですが、私がボーカルレッスンを担当していると知った病院からは、

術後の一か月間は血圧が上がって突然出血するのを防ぐため、なるべく小さな声で指導して下さいね。

と言われていたのですが・・

病院の先生方が懸念する「大きな声」とは、おそらく、

ロックコンサート🎸🎤で絶叫して歌う

とか、

野球やサッカー⚾️⚽️等で、応援歌を絶叫する

イメージなのでしょう。

私はボイストレーニングをする際、

力を入れるのは、おへそから下。肩や喉には力を入れないで!

と教えています。

・・と、いうわけで、病院からのこの指示だけは守らず(激しい運動や飲酒をしない、等の、他の指示はちゃんと守りましたよ!)本日も私は「大きな声」でレッスンしております。

もちろん出血もありませんでしたし、手術をしたことで鼻の通りが良くなって歌いやすくなりました。

なにより

だから、上半身に力を入れて歌うのは、何にもいいことないんですよ!

と説明する際の、格好の授業材料ができました。

本当に、良いことづくめです!

細川 千賀子

ほそかわ   ちかこ

アミーズ音楽教室 ピアノ・ボーカル講師

この記事を書いた人

千葉県立津田沼高等学校音楽コースを経て、桐朋学園大学音楽学部声楽専攻卒業、同大学研究科声楽専攻修了。
現在「オペラ・アリアから演歌まで」をキャッチフレーズに、近隣の音楽教室や合唱団で指導・指揮を務める傍ら、0歳児から聴けるファミリー向けのコンサートや、老人福祉施設での訪問演奏など、地域のニーズに合わせたステージ活動も行っている。
「音楽の森」ヴォーカリスト、江東区音楽家協会員。

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