小さな生徒さんに手の形を伝えるには「ハムスターのトンネル」でバッチリ
こんにちは!アミーズ音楽教室講師の細川千賀子です。
手の形を丸くするには
今日は、小さな生徒さんが「ああそういうことか」とすんなり理解できるたとえについて、レッスンでの一場面をご紹介します。
私のクラスで「ピアノ・アドベンチャー」を使ってレッスンしているYちゃん。
テキストが進んで、「ドーナツ指(1と3の指をくっ付けて丸くする)で弾く」から、「指番号を見て弾く」段階に進んできました。
『3の指は、おにいさんゆび、だよ。』
と説明すると、
『ええと・・おとうさんゆびと・・(と、指を折って数えて)あ、これか!』
なんて言いながら一生懸命弾いています。
でも、がんばればがんばるほど、指が平らになって手に力が入ってしまう様子。
手のひらの形を丸くする例えとして、
「ゴムボールを握る感じ」
「自転車のハンドルを握る真似をしてみて」
などの説明をすると、上手く真似できるのですが、肝心の鍵盤の上ではフニャッと潰れてしまいます・・。
手の形をたとえてみると
私がピアノを習っていた時代には「手の中に卵が入ってるつもりで」なんて言われたけど、Yちゃんの手には卵は大き過ぎるなぁ・・そこで、ちょっと聞いてみました。
『Yちゃん、ハムスターの赤ちゃんって見たことある?』
『ある!』
『↑じゃあ、手の中をトンネルにして潜ってもらったら、こんな感じかな』
と、上のようなイラストを描いてみたところ、
『こうかなぁ?』
と、鍵盤の上にハムスターがいるつもりで、手の形を作り始めました。
これで次からは、手の形を注意したい時は、一言「ハムスターのトンネル!」と言えば済みそうです(笑)
その子の経験したこと、知っていることに関連させて伝えると小さなお子さんでも納得して取り組んでくれます。
私はこの『納得感』って大事だなぁと思ってレッスンしています。
細川 千賀子
アミーズ音楽教室 ピアノ・ボーカル講師
この記事を書いた人
千葉県立津田沼高等学校音楽コースを経て、桐朋学園大学音楽学部声楽専攻卒業、同大学研究科声楽専攻修了。
現在「オペラ・アリアから演歌まで」をキャッチフレーズに、近隣の音楽教室や合唱団で指導・指揮を務める傍ら、0歳児から聴けるファミリー向けのコンサートや、老人福祉施設での訪問演奏など、地域のニーズに合わせたステージ活動も行っている。
「音楽の森」ヴォーカリスト、江東区音楽家協会員。
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