英国王立音楽検定(ABRSM)をご紹介します
こんにちは!アミーズ音楽教室ピアノ講師の清水朋美です。
英国王立音楽検定(ABRSM)について
今回は、英国王立音楽検定(ABRSM)について、少しご紹介致します。
英国王立音楽検定(アソシエイテッド・ボード検定)ABRSM EXAMSは、ヨーロッパで有名な検定です。
私がドイツの音楽学校でピアノを教えていたときは、多くの生徒さんがこの検定にチャレンジしていました。
日本でも英国王立音楽検定協会より派遣された音楽家、音楽指導者が審査にあたり、年に2回開催されています。
年齢、国籍を問わず、どなたでも受検できる音楽検定です。
昨年はコロナの影響で中止されていましたが、今年の冬から再び開催される予定です♪
教室の中にもこの検定を目指してがんばっている生徒さんがいます。
グレードは1から8まであり、級数が上がるほどレベルが高くなっています。
ABRSMの課題
気になる課題は
1.課題曲3曲演奏(暗譜不要)
2.スケールとアルペジオ(暗譜要)
3.初見演奏
4.オーラル・テスト
となります。
ピアノが弾けるだけではなく、音楽の総合的な力が問われる内容になっています。
課題曲3曲
グレードによって課題曲が異なります。
A、B、Cのカテゴリーに分かれており、それぞれのカテゴリ一から1曲ずつ選んで準備をします。
Cのカテゴリーには、ジャズっぽい要素が入っているのが特徴的です。
子どもたちは和声の響きが不思議だな?と感じたり、リズムの独特さを感じながら楽しそうに取り組んでくれます。
小さな頃から多様な音楽にふれるきっかけにもなりますよね。
スケールとアルペジオ
これは苦戦するところです。
5〜8種類のスケール及びアルペジオ(グレードによる)を暗譜で弾けるように準備し、当日は試験官が選んだものをいくつか弾くことになります。
F-Major(エフ・メジャー)と言われたら、「ファから始まりフラットが1つシにつく」と瞬時に頭で考え演奏する必要があります。
小さなお子様はがんばって暗記することが多いですが、大きくなるにつれて規則性を理解できるようになるので、グレード1から順番に受けていけば自然と慣れていきます。
単語カードに書いて楽しく勉強したり
図を書いて、規則性を一緒に理解したり
しながらがんばります!!
ABRSMを詳しくお知りになりたい方はこちらをご覧ください。
ご質問などありましたらお気軽にお問い合わせください。
次回、初見演奏、オーラルテストについてご紹介します!
清水 朋美
アミーズ音楽教室 ピアノ講師
この記事を書いた人
武蔵野音楽大学音楽学部器楽学科ピアノ専攻卒業、同大学院音楽研究科博士前期課程ピアノ専攻修了。
ドイツ国立シュトゥットガルト音楽演劇大学大学院ピアノ科、同大学院古楽科フォルテピアノ専攻修了。
第3回東京ピアノコンクール一般部門 審査員奨励賞、第20回ペトロフピアノコンクール一般部門第3位
ドイツ国立シュトゥットガルト音楽演劇大学声楽科クラスにてピアノ伴奏助手。S. E. N. Musikschule 音楽学校ピアノ講師を務める。
国府台混声合唱団ピアニスト。白梅学園大学短期大学講師。
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