発表会当日に本番がうまく行く魔法の言葉とは
こんにちは!アミーズ音楽教室講師の細川千賀子です。
真紅のドレスでオペラ・アリアを
今回は、先日の大人の発表会で、オペラ・アリアを歌われた生徒さんのお話です。
おばあさまお手製の、見事な真紅のドレスで、歌劇「カルメン」の「ハバネラ」演奏をバッチリと決められたMさん。
発表会前のレッスンでは…
発表会出場は今回2回目、誰の目にも「余裕綽々」な舞台姿でしたが
・・実は、発表会の2日前のレッスンでは・・
・・あー、またやっちゃいました・・!
1番の歌詞を、うっかり2番から歌ってしまった様子。
気を取り直して先に進むと、今度は、
・・あれ?一個余計に繰り返ししちゃいました・・!
正しい発声もできているし、歌詞もしっかり覚えたはずなのに。
心配な箇所はクリアしたのに、なぜか、以前は間違えなかったところで引っかかってしまう。
いわゆる、本番直前の「あるある」だったんですよね。
・・Mさん、これはもしかしたら、『バイオリズムの良い波』が本番当日に来る、という、良い前兆かも知れないんですよ!
逆に現時点で余りにもスムーズに進むようなら、2日後には波が下がって、本番ステージ上で、先程みたいなミスが起こりかねないんです。
この時思わず、遠い(?)昔の音大生時代、私が担当講師の先生に教わったセリフがそのまま、口を突いて出ていました。
ここはウソでも『発表会当日に調子が上がる!』と暗示をかけると、意外にその『言霊(ことだま)』が効くかも知れませんよ!
それに、例えばMさんが何か間違えても、私は何食わぬ顔で伴奏して軌道修正できますよ。
(↑と、ここで何故か「ドヤ顔」する私。)
心配そうだったMさんも、レッスンの終わりには
分かりました!何かあっても、細川先生がちゃんとフォローしてくれる、と思って頑張ります!
と、笑顔で帰って行かれました。
本番当日は堂々と
どうやら『言霊』は抜群に効いたようで、当日Mさんは、『本番舞台に棲む意地悪な神様』に演奏を邪魔されることもなく、すっかりカルメンになり切って堂々と歌い切ってくれました。
経験が生徒さんの役に立つ
思えば、
上手く演奏しなくちゃ!
と張り切るほど空回りして、『やらかして』しまうことが多かった私。
その時の苦い思い出が、発表会等の舞台に臨む生徒さんのお役に立ってくれるのならば、人生に「無駄なもの」は、一つもないな、と痛感します。
そして今日はレッスンで、2月のベイタウン発表会に向けて練習する子どもの生徒さんの「あれこれ」を側から見守りつつ、
あー、あの頃は私も、こんなことして笑われていたなぁ・・
などと、身につまされたりするのでした(笑)
細川 千賀子
アミーズ音楽教室 ピアノ・ボーカル講師
この記事を書いた人
千葉県立津田沼高等学校音楽コースを経て、桐朋学園大学音楽学部声楽専攻卒業、同大学研究科声楽専攻修了。
現在「オペラ・アリアから演歌まで」をキャッチフレーズに、近隣の音楽教室や合唱団で指導・指揮を務める傍ら、0歳児から聴けるファミリー向けのコンサートや、老人福祉施設での訪問演奏など、地域のニーズに合わせたステージ活動も行っている。
「音楽の森」ヴォーカリスト、江東区音楽家協会員。
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