楽譜をていねいに読んで 作曲家の思いを発掘しよう!

こんにちは!アミーズ音楽教室講師の吉野瑛莉子です。

吉野先生のレッスン

楽譜を読むには

音符を読むのが苦手です

楽譜ってよくわからない記号が出てきてイヤ

そう思っている人、多いと思います。

楽譜にはたくさんのことが書いてあります。

楽譜を丁寧に読めると、国も時代も全く違った人の気持ちや、風景などに触れることができるんですよ。

ただし、楽譜を読むには段階があります。

習い始めでは

習い始め・再開したてでしたら、第一段階として

◯音の高さ(ドなのかレなのか。どの場所のドなのか、など)

◯音符、休符の種類と長さ(四分音符か付点四分音符か。何拍数えるのか、など)

この2つを読み取っていきます。

これができるとどんな曲か、ぼんやりと輪郭が見えてきます。

音符を理解するためには音符を書いたり、カードを使ったりリズムだけ打ってみたりと色々な方法で基礎を身につけていきます。

音符を読む練習

これが機械的な訓練にならないように、私たち先生は色々工夫しているのですよ。

次の段階では

そして第二段階は、

◯大きさ

◯速さ

の記号の名前や役割、違いをお勉強します。

これらを適切に表現できると、演奏がグン!と魅力的に変わります .。.:*☆💫

弾き方を変えたら…

先日、ギロックの「Clowns(道化師)」という曲を練習している生徒さんがいました。

「Clowns(道化師)」はこの曲です。

ギロック 道化師たち

音とリズムだけを拾った第一段階の弾き始めの頃、

どこがClownsなの?

と言っていたのですが、楽譜の強弱表示を丁寧に表現して、音色にハッキリ差をつけてもらうと……

ワォ😳 Clowns!

と驚いていました🤗

弾き方を変えたら道化師を突如感じたことに、ビックリしたようです。

作曲家の思いに近づこう

楽譜に書いてあることを丁寧に読む理由は、 “作曲者の思い描いたものに近づくため” です。

どの作曲家も様々な方法で、様々なものを曲の中に閉じ込めています。

何が閉じ込められているのか楽しみながら、発掘(譜読み)してみてください🔍

レッスンでは先生と一緒にステキなお宝を発掘しましょうね!

吉野 瑛莉子

よしの  えりこ

アミーズ音楽教室 ピアノ・ボーカル講師

この記事を書いた人

東京藝術大学音楽学部、同大学院修了。
小澤征爾氏主宰の「音楽塾」、富山県文化振興財団委嘱作品「少年少女のための交響詩初演ソリストとして東京フィルハーモニーと共演。
黒部市歌のCD収録や披露演奏、フィオレンツァ・コッソット女史マスタークラス優秀者演奏会出演。
オペラ、宗教曲ソリストなどクラシック曲の演奏の他、
ゴスペルやジャズ、ポップス、ミュージカルで、ボーカル、弾き語り、伴奏ピアニストとして活動している。
ピティナピアノコンペティションE級地区予選一位、北日本新聞社賞
富山県青少年音楽コンクール声楽部門一位
富山県新人演奏会最高位、県知事賞、北日本新聞社賞
ルーマニア国際音楽コンクール、イタリア声楽コンコルソ入選
Belcanto Soprano Concorso一位、大会始まって以来初の金賞

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