年中さんが1ヶ月で両手で和音も!友人から学んだピアノを始めるタイミングを見守る大切さ
こんにちは!
アミーズ音楽教室講師の坂井美登里です。
先日、大学の同級生で久しぶりに集まる機会がありました。

その中に、一児のママであり、ピアノ講師をしている友人がいたのですが、彼女の話がとても印象的だったので、今日はそのことをシェアしたいと思います♪
習い始めて1ヶ月で
彼女のお子さんは、今、年中さん。
「息子、最近ついにピアノ始めたんだよ😆」と、おもむろにスマホの動画を見せてくれたのですが…
それはそれは楽しそうな笑顔でスラスラと「かえるのうた」を弾いている息子さんの姿が。
しかも両手で。左手は簡単な和音の伴奏つきです!
聞けば、習い始めたのはつい一ヶ月ほど前だそう。
そんなに早い段階で両手で弾けるのって、スゴイことなんです😳
私は思わず「え、まだ習い始めて一ヶ月も経ってないんでしょ!?こんなにしっかり弾けるのスゴイね!」と、前のめりで色々質問してしまいました。
習い始めるタイミングを見極める
そこから友人が話してくれた“習い始めるタイミング”の見極め方が、さすが音楽のプロだなあと感心したのです。
🎹友人の仕事柄、もともと自宅にはピアノがあり、息子さんは赤ちゃんの頃から遊びでピアノに触れていたそうです。
ただ、最初の頃はまだ、
• 握りこぶしで鍵盤をバンバンと叩く
•手のひら全体を使って音を鳴らす
•片手一本指でポンと鍵盤を押す
といった触れ方。
それがここ数ヶ月で
「5本の指をそれぞれ一本ずつ動かして、両手で弾こうとする」
ようになってきたのだそうです💡
友人はその変化を見て「今だ!」と直感的に感じたとのこと。
すぐに近所のピアノ教室を探して、体験レッスンを申し込んだそうです😆
私はその話を聞いて、「なるほど」と深くうなずきました。
本人のピアノへの興味が続いていることに加え、指先の発達も追いついてきたタイミングを逃さずスタートできるのは、とても理にかなっていると思ったからです✨

(大学1年、合宿で海へ。楽しそうですね〜笑)
自発的なきっかけづくり
🎹さらに友人が工夫している点がもうひとつ。
レッスン自体は、息子さんが習っている先生に完全にお任せして、お家では「息子さんお気に入りの童謡をママが歌ってあげて、それに合わせて好きに弾かせる」など、息子さんが遊びの延長で自由にピアノに触れる時間を大切にしているそうです。
そうこうしているうちに、レッスンで先生から出された宿題の曲もやる気になって、自ら弾き始めるんだそうですよ☺️
「練習しなさい」と強制的に声をかけるのではなく、子どもが自分からピアノに向かうきっかけを作ってあげる。
私はこの姿勢にもとても共感しました!
ピアノが“やらされるもの”ではなく“遊びや楽しみの延長”として子どもの生活に溶け込むこと、これこそが長く音楽とつきあっていく秘訣だと思います。

タイミングを見守る大切さ
もちろん、ピアノは2、3歳の小さなお子さまでも始められます☺️
ただ、ある程度、指先がしっかり動かせるようになってからのほうが比較的スムーズに習得できる部分も無きにしもあらずなのです。
最近は2、3歳さんの発達に合わせたテキストがたくさん出ているので、聴く力を身につけたり感性を育むという点では良いと思います。
今回ご紹介した友人のような「お子さんの指の動きの変化」に気づいてあげられると、より良いスタートが切れるのではないでしょうか?
私自身、友人の話を聞き「子どもが自然に伸びていくタイミングを見守る大切さ」を改めて感じました。
「我が子にピアノを習わせたいけれど、いつ始めたらいいの?」と迷っている保護者の方にとって、今回のエピソードが少しでも参考になれば嬉しいです。
私だけではなく、アミーズの先生たちは、音楽を「楽しむこと」を大切にしたレッスンを行っています。
お子さまの「今だ!」という瞬間を大切にしながら、それぞれの成長に寄り添ったサポートをいたします☺️
坂井 美登里
さかい みどり
アミーズ音楽教室 ピアノ・ボーカル講師
この記事を書いた人
ドイツのハンブルグ スタインウエイ社主催の子供のためのピアノコンクール第2位。ドイツ国内の数々のコンクールに入賞。
ピティナ・ピアノコンペティション全国決勝大会に進出。
第18回全国決勝大会C級ベスト20賞、第20回全国決勝大会D級銅賞を受賞。オーケストラとピアノコンチェルトを共演。
高校入学後、声楽を学び東京芸術大学音楽学部声楽科卒業。同大学院音楽教育専攻修了。
二期会オペラ研修所第56期マスタークラスを優秀賞にて修了。「二期会新進声楽家の夕べ」出演。
市川市文化振興財団第23回新人演奏家コンクール声楽部門最優秀賞。韓国・ソウルで現地のオーケストラと競演。
数々のオペラ出演、べートーヴェン「第九」、モーツァルト「レクイエム」などのソリスト。保育園や小中学校での子供向けコンサートにも多数出演。二期会会員。

お子さまのピアノレッスンはこちらをご覧ください
もしかしたらピアノ上達と同じくらい重要な価値かもしれません。
それはひと言で言えば『やりぬく力』です。
集中力、忍耐力、判断力など、それらがひとつになり『やりぬく力』となります。
発表会などの本番を経験することによって人前で自己表現できる子、本番に向けて努力を積み重ねることができる子になります。
私たち講師は、こうした付加価値を強く意識して様々な工夫を凝らしてレッスンにのぞんでいます。
お子さまのピアノレッスンについて、レッスンメニューや料金はこちらに詳しくご案内しております。
♫ご入会特典のお知らせ♫
●お子さまにレッスンファイルプレゼント
●ピアノあんしんサポート
ピアノに関するあらゆるご相談をお受けします


