野球男子とボーカルレッスンの相乗効果

こんにちは!アミーズ音楽教室講師の細川千賀子です。

細川先生

教室ではたくさんの方が音楽のレッスンを始めています。

私のレッスンも昨今、ありがたいことに『教室ご入会ラッシュ』真っ只中です。

野球の練習で喉がかすれて…

先日のレッスンでのこと。

Sくん

先生〜、ちょっと声がガラガラしちゃって

前の日に野球チームでの練習試合があり、大声で声援を送ったりするうちに喉を使い過ぎてしまったみたい。

どれどれ・・なるほど、ちょっと声は掠れているけど、方法を変えれば歌えるかな。

こんな方法で難なく高音が!

じゃあSくん、ちょっとボール(レッスン室にはピアノレッスン用に、手の形や握力を確認する為のボールが置いてあります)を投げる真似をしながら、『ワー!』と声を出してみて?

わぁーーー!🎵⚾️

今、ちょっと大きな声が出たけど、喉は痛くない?

全然

そうだね。今のは、ボールをピッチングする時に、背中とお腹に正しい力が入って出た声だから、喉が痛くならないんだよ。

(↑と、試してもらった時の様子です。もちろん、遊んでいるわけではありません。笑)

さっきみたいに、おへその下に力を入れて、今度は少しあくびをしながら、背筋と首の後ろを伸ばして、誰かを応援してみようか?

かっ飛ばせー🎵 〇〇くん!📣・・あっ、ホントだ、声が枯れない!

やったね!👍この声の出し方なら、応援でも歌でもバッチリだよ。

この後の歌のレッスンはスムーズに進み、Sくんは高い音域も難なく歌えました♪

相乗効果で野球も歌の上手に♪

『大きな声で応援させたい体育の先生と、喉を守らせたい音楽の先生との間でケンカになる』なんて話も聞いたことがありますが、方法次第ではケンカにならないで済むかも。

いや、もしかしたら相乗効果で、野球も歌も上手になってくれるかも?

・・・なんて、ちょっと期待しています。

細川 千賀子

ほそかわ   ちかこ

アミーズ音楽教室 ピアノ・ボーカル講師

この記事を書いた人

千葉県立津田沼高等学校音楽コースを経て、桐朋学園大学音楽学部声楽専攻卒業、同大学研究科声楽専攻修了。
現在「オペラ・アリアから演歌まで」をキャッチフレーズに、近隣の音楽教室や合唱団で指導・指揮を務める傍ら、0歳児から聴けるファミリー向けのコンサートや、老人福祉施設での訪問演奏など、地域のニーズに合わせたステージ活動も行っている。
「音楽の森」ヴォーカリスト、江東区音楽家協会員。

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歌を学ぶ過程で、正しい発声と歌詞の内容を理解し情景や気持ちを想像し、それを表現する力が身につきます。

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