国際的な検定の取得は子どもたちの自信にもなります 英国王立音楽検定(ABRSM)の内容をご紹介
こんにちは。アミーズ音楽教室講師の清水朋美です。
英国王立音楽検定(ABRSM) の初見演奏
前回の英国王立音楽検定(ABRSM)のブログでは課題曲とスケールとアルペジオについてご紹介しました。
今回は、課題4項目
1.課題曲3曲演奏(暗譜不要)
2.スケールとアルペジオ(暗譜要)
3.初見演奏
4.オーラル・テスト
の中から
3.初見演奏についてご紹介致します。
いちばん難関な初見演奏
初見演奏では普通に演奏を行うのとは違い、見たことがない楽譜を見てすぐにその場で演奏するという少し特殊な技術が必要になります。
- 楽譜が渡される(4〜8小節程度)
- 30秒予見する
- 止まらず演奏する
という流れで行われます。
音とリズムを瞬時に読み、拍子を理解した上でさらに強弱記号をつけて音楽的に演奏することはとても難しいです。
30秒はとっても短いので、右手・左手の音を確認していたらあっという間にすぎてしまいます。
そのため、弾きながら次の小節のことを考えなければいけないこともあります。
ABRSMの試験課題4項目の中で、この初見演奏が1番の難関だと私は感じています。
初見演奏の練習方法は
でも!
これも訓練で身につきます。
ABRSMの初見試奏対策問題集が販売されていますので、これを使って半年以上前から練習することをおすすめします。
ひらがなを勉強し始めたばかりの頃は、1文字1文字を必死に読んでいたけれど、成長と共に文章に慣れ、単語のかたまり、一文がすぐに目に入るようになりますよね。
楽譜も同じです♬
苦手な方も諦めずにがんばってくださいね!
検定を受けてみましょう
日本国内にもいくつもの音楽検定がありますが、日頃のレッスンの目標として検定を受けてみるのもいいことだと私は思っています。
特にこのABRSMは海外でもきちんと認識されているものなので取得の際に安心ですね。
これから海外で仕事したり生活したりする子どもたちにとって、国際的な検定に合格していることは自信にもなります。
生徒さんたちには無理のない範囲でこのような挑戦をしてほしいと思っています。
清水 朋美
アミーズ音楽教室 ピアノ講師
この記事を書いた人
武蔵野音楽大学音楽学部器楽学科ピアノ専攻卒業、同大学院音楽研究科博士前期課程ピアノ専攻修了。
ドイツ国立シュトゥットガルト音楽演劇大学大学院ピアノ科、同大学院古楽科フォルテピアノ専攻修了。
第3回東京ピアノコンクール一般部門 審査員奨励賞、第20回ペトロフピアノコンクール一般部門第3位
ドイツ国立シュトゥットガルト音楽演劇大学声楽科クラスにてピアノ伴奏助手。S. E. N. Musikschule 音楽学校ピアノ講師を務める。
国府台混声合唱団ピアニスト。白梅学園大学短期大学講師。
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