夏休み中に普段と違う曲から音楽史を学ぼう

こんにちは。アミーズ音楽教室 講師の松江亜衣です。

松江先生と生徒さん

夏休み、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

いきなりですが、今日は少し音楽史のお勉強をしてみたいと思います。

4つの時代

一般的にクラシック音楽は4つの時代に分かれています。

バロック時代
バッハ・ヴィヴァルディ 他
古典派
モーツァルト・ベートーヴェン 他
ロマン派
ショパン・リスト・ブラームス 他
近現代
ドビュッシー・ラヴェル 他

それぞれの時代に、まだまだ有名な作曲者がたくさんいます。

音大入試やコンクールは、これらの4つの時代の音楽を満遍なく理解して演奏することが求められます。

違う時代の曲を弾こう

ただ、普段のピアノレッスンでは、塾や他の習い事で忙しい生徒さんは一度にこんなたくさんの曲を練習することはもちろん無理ですよね。

そこで!

夏休みなど少し時間に余裕がある時に、普段のテキストではなく、いつもと違う曲を一曲だけ弾いてもらったりしています。

例えば、

普段はソナチネ(古典派)を弾いている生徒さんは、ドビュッシーの簡単な作品を弾いてみる。

弾いたことのない和音のハーモニーに驚きと感動があります。

普段ブルグミュラー(ロマン派)を弾いている子は、逆に古典のベートーヴェンやモーツァルトを一曲。

かっちり形式的に弾くことを学べます。

いろいろな時代を感じてほしい

小さなお子さんも、普段のテキストを少しお休みして、ギロックや他の小品を弾いてみたり。

曲名から情景や雰囲気を想像できると感性が養われますよね。

あくまでも普段のテキストと時代の違う曲をやってみるのが目的なので、楽譜を読むこと自体は普段と変わらないで無理なくできるレベルであることが大事です。

本来はそれぞれの時代に特性があったりするのですが、レッスンの中では

「なんかこのメロディー心に染みるよね」

とか、

「この音とこの音を一緒に弾くと、何か不思議、変なのっ」

とか、そんな小さな気づきがあれば十分かなと思います。

せっかくピアノを習っているのだから、いろいろな曲を知って、弾いて、時代を感じてほしいなと思っています☆

松江 亜衣

まつえ   あい

アミーズ音楽教室 ピアノ元講師

この記事を書いた人

東京音楽大学器楽専攻(ピアノ科)卒業。
ピティナピアノコンペティションD級全国大会出場。日本クラシック音楽コンクール全国大会入選。レ・スプレンデル音楽コンクール入選。
印西フレッシュコンサートにて東京ニューシティ管弦楽団とピアノコンチェルト共演。ウィーン国立音楽大学マスタークラスに参加。
現在、ピアノ指導に携わりながら、ソロ演奏・弦楽器とのアンサンブルなどで活動中。

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